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【立川で活動する 美技の匠】第一回 Snow Buple(スノーブプレ)

アンダーライン

立川で活動する、美を追求する匠をご紹介。
第一回目は、海外で本格的に花について学び、立川で28年スクールを続けている
フラワーアレンジメントスクール主宰の加藤恵子さん。
匠の歩みと、アレンジメントの楽しさを伝授する思いを語っていただきました。

●ヨーロッパで花を学び地元の立川で開校

生まれ育った街、立川でフラワーアレンジメントスクール「スノーブプレ」を運営する、加藤恵子さん。母親が生け花の教授だったことから、子どもの頃から花が身近にある環境で育ちました。「母が日本の生け花だったので、私はヨーロッパで資格を取ろうと思い、20代後半でフランスの学校に入学しました。ちょうどフランスの先生が来日している時に、デザインを見たんです。それが本当に素敵で!目から鱗でした」。
卒業後、フランスの学校を西麻布と都内カルチャースクール、立川において開講。オランダスタイルの資格も取得して活動し、フラワーアレンジメントのコンクールで受賞多数。花道人としての礎を確立。1996年に立川で「スノーブプレ」を開校しました。

●地元の声からスクールが誕生 教室はいつも和気あいあい

加藤さんが立川に教室をオープンしたのは、地元の方の声がきっかけ。
「せっかく花が好きなのに、遠くて銀座や青山まで通うことができない、という話を聞くことがたびたびあったんです。その頃、高齢の母のことも気がかりだったこともあり、じゃあ地元である立川でフラワーアレンジメントの学校を開こう、と決意しました」 と加藤さん。それから28年、地元の方の憩いの場として、愛され続けています。
スクールでは、オランダとフランスのフラワーアレンジメントが学べ、初めての方はオランダスタイルの「ブルーミストライセンスコース」からスタート。すべて受講すれば、オランダ大使館で終了証を授与してもらえるそう。さらに、上級コースへと進めばオランダ国家認定資格DFAも取得でき、本格的なフラワーアレンジメントも学べます。もちろん、趣味として楽しみながら通う方も多く、それぞれの目標に合わせて続けられます。「目標はその方によって違いますが、教室にはなぜか自然とバイタリティのある方が集まるんです」と加藤さんが話すように、教室の雰囲気は和気あいあい。フラワーアレンジメントを極めてきた加藤さんが持つ力強さと信頼感が、生徒さんの活力を高めているのかもしれません。

●花と触れ合う幸せを実感「人と人を花でつなぎたい」

現在、加藤さんは子どもへのフラワーアレンジメントを教えるボランティアにも精力的に参加。活動は新しいフェーズへと進んでいます。「私が幼い頃から花が当たり前にある環境で過ごしたこともあり、今の子どもたちにも早くから花と触れ合う幸せを知ってほしいと思っています。花との出合いで、生き物とか細かい作業とか自分の好きなものに気づく子もいて、何かのきっかけになればと活動しています」。自身も、ずっと続けてきたからこそ、今、花道人としての幸せを感じる、と言います。
「これからは、人と人を花でつなぐお手伝いがしたい。私が今まで築いてきたスキルで、皆さんに恩返しができたらと思っています。普段忙しい方でも、花と触れ合うと時間を忘れて楽しく過ごせる。そんなフラワーアレンジメントの醍醐味を、もっと広めていきたいですね」。

≪加藤恵子さんプロフィール≫
フランスやオランダでのフラワーアレンジメントスタイルの学びを経て、現在、オランダ国家資格DFA認定校・フラワーアレンジメントスクール「スノーブプレ」主宰。
EFA ユーロフラワーアソシエーション理事兼オーガナイザー(東京本部)。
数々のコンテストでの受賞歴も。丁寧で本格的なレッスンが好評。