【立川エリアで活動する 技の達人】第六回 SiSSY・Japon(シシィ・ジャポン)
立川・国立エリアで活躍する、素晴らしい技を持つ匠をご紹介。
第六回目は、確かな知識と技術でブランド品の買い取りや販売、修理を行う
「SiSSY・Japon(シシィ・ジャポン)」の鑑定士・鮎原直之さん。 お客様の大切な物に接する、仕事へのこだわりについて伺いました。

●鑑定歴12年の知識があるから 商品が本来持つ姿に修理できる
国立駅南口から徒歩5分ほどの場所にある、ヴィンテージブランドショップ「SiSSY・Japon」(以下シシィ・ジャポン)。今現在、店長でバイヤーの鮎原直之さんは、ブランド品の鑑定歴12年のベテラン鑑定士です。
宝石商のお父様の影響で、子どもの頃から宝石になじみのある生活を送っていた鮎原さん。大学生時代にリサイクルショップでアルバイトを経験し、卒業後は内装材や大手雑貨店での勤務を経て、ブランド品買取店に就職。もともと興味のあったリユースの世界に改めて飛び込むことを決めました。「父は宝石商ですが、私自身が鑑定できるわけではないので、最初は一から勉強しました。苦い失敗もたくさん経験しましたね・・・(苦笑)」。
そして、経験を積んだ鮎原さんがシシィ・ジャポンに入社したのが5年前。それまでブランド品は販売と買取がメインでしたが、お客様のニーズに応えるため、その後、修理・メンテナンスのサービスも開始しました。「一般的な修理店で納得いかない仕上がりになってしまった、というお客様の声を聞いて、私どものお店で修理を始めることにしました。今まで何万というブランド品を見てきて、その商品のもともとの風合いを知っている私たちだから、本来持つ姿に近い形に仕上げられるんです。もちろん、買っていただいた商品のアフターフォローもできるので、売った商品に対して責任を持つという意味でも、修理・メンテナンスは私たちの役割として欠かせないと思っています」。知識を活かしながら、持ち前の器用さと向上心で、鮎原さんはこれまでいくつものお客様の大切な品を蘇らせてきたのです。

●じっくりとヒアリングしお客様との信頼関係を構築
鮎原さんが大切にしているのは、お客様との信頼関係。修理をご依頼いただく時も、お客様のお話をしっかりヒアリングをして、その商品の背景や修理の理由を伺うようにしていると言います。「お客様のお話をじっくり伺う時間を作り、信頼関係を築くようにしています。以前、売ると数百円になってしまうバッグに対して修理をご提案したところ、本当は娘さんに譲りたいと思っていたからお願いしたい、とご相談いただいたことがありました。『また持ってくるから』と言っていただけると、とてもやりがいを感じますね」。その丁寧な接客が喜ばれ、なんと8~9割がリピーターのお客様なのだとか。お散歩がてらに立ち寄ってくださるお客様もいるほど、シシィ・ジャポンは地元のサロン的存在なのです。
「真面目な性格」と自身でも認めるほど、正直で誠実な鮎原さん。「お客様の期待以上の状態で修理を完成させ、喜んだ顔を見たい」と、日々技術を磨いています。「私どもの修理によって、大切な物の価値や可能性をもっと知っていただきたいですね。ご愛用のバッグや財布、アクセサリーなどが壊れてしまっても、捨てようとせず、一度持ってきてご相談ください!」。修理だけでなく、 時計の電池交換やオーバーホールも対応可能。家で眠っているブランド品の鑑定や修理、掘り出し物のブランドアイテム探しなど、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


≪店舗情報≫
店名・・・SiSSY.Japon
住所・・・国立市中1-16-20-1A
電話番号・・・042-843-0741
営業時間・・・11:00~17:00
定休日・・・日曜日
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鮎原 直之さんプロフィール・・・大学時代にリサイクルショップでアルバイトを経験。新卒で内装材のメーカー、大手雑貨店での勤務を経て、ブランド品買取店に就職。鑑定士・バイヤーとしての経験を積みながら、エリアマネージャーから店舗統括のマネジメント業務やスタッフ教育に従事する。2020年に「SiSSY.Japon」に移り、鑑定士・バイヤーでありながら、現在は店長として経営に携わっている。